弁護士費用の種類は?

【着手金】

依頼する段階でいただくお金。

事案によりますが,20~50万くらいのことが多い印象です。 

 

【報酬金】

業務成功の度合いに応じて業務終了時にいただくお金。

獲得額の16%+税が相場です。

例えば300万円獲得したら,48万円+税を頂くことになります。

事案によって,定額にしたり,着手金を多めにして報酬金を少なくすることもあります。 

 

弁護士費用以外にお金がかかりますか?

実費がかかることがあります。

いくらかはケースバイケースです。

代表的なものは下記の通りです。

 

◆裁判所に納める印紙切手代

請求額に応じて数万円です。

例えば,200万円の金銭請求には約2万円必要です。

  

◆戸籍謄本代 

相続関係ですと,戸籍を役所からとりよせます。

普通は5000円程度ですが,相続人の数によります。

 

弁護士費用はいくらかかりますか?

弁護士業務は個別性が強いので,事案をみないと見積もれません。

まずはご相談にいらしてください。ただし,目安として,

 

①過去の事例を参考にした具体例

②アンケートなどを参考にした一般的相場

 

を書いておきます。一応の参考にしてください。

 

 

私があなたに払う弁護士費用を相手に請求できますか?

事案によっては請求可能です。

 

◆交通事故の被害に遭った

◆殴られた,横領された,セクハラ,パワハラ

◆離婚や浮気の慰謝料請求

 

など,「不法行為」という類型は,弁護士費用として請求額の上乗せ(1割増し)ができます。例えば,慰謝料200万円の案件なら,220万円を相手から獲得できます(慰謝料200万円+弁護士費用分の加算20万円)。これは実際に払った弁護士費用額とは関係なく一律です。

 

反対に,下記のような類型は,弁護士費用の請求はできません。 

 

◆家賃や給料を払ってくれない

◆売掛金を払ってくれない

◆遺産を分割したい