日本初解禁!インド占星術の密教・ジャイナ占星術 – 2019/7/24
矢田 慶子 (著), 志賀 一雅 (著)
を買いました。
インドの宗教のひとつ,ジャイナ教,その占星術がすんごく当たる,というお話。心理面をうんぬんする方に向きやすい西洋占星術と違い,いつ結婚するとか離婚するとか,どういう仕事をするとか,どういう病気にかかるといった,人生における具体的なイベントを当てることができるらしい。インド占星術の権威,KNラオ氏に著者が会って鑑定してもらった話も興味深い。
わたしは,インドのリシケシとマイソールで占星術師にみてもらったことがある(1000円くらいだったと思う)し,アガスティアの葉もカーンチプラムでとるくらい,占星術好きであるが,いずれも,ほとんど当たらなかった。
しかし,具体的にバシバシあてることのできる占星術師は,どこかにはいるんだろう。
残念ながら,この本には具体的な技法の解説はなく,すっごく当たる,という話に終始していた。著者のホロスコープがちょっくら載っているので,それと鑑定内容を突き合わせると,技法のだいたいの想像はつくが,だいたいの想像しかつかない。例えば,著者は珍しい病気にかかるとリーディングされて実際,珍しい病気で苦しんだ時期があった。彼女の6室病気の部屋にはラーフがあるので,それで読んだのではないか。とすると,ハウスの在住メインで鑑定しているといえよう。
巻末をみると,12万円で鑑定してもらえるらしい・・・・・高い。が,嘘はついてないんだろうな。
月の満ち欠けによって,潮の満ち引きがきまり。満月の夜には出血や出産が多くなる。
実際,アシュタンガヨガでは,満月と新月の日は練習しないことになっている。ケガしやすいから。これはまさに,惑星の運行と効力を取り入れていることにほかならない。
自分のホロスコープは,(母子手帳から生まれた時刻が分かれば)
https://jyotish-one.com/input.php
で作ることができる。
身体を表す1室や火星が強ければ肉体的に良いかんじのヨギになれるだろうし,木星や解脱をあらわす12室が強ければ瞑想方面にいった方がよいかもしれない。
仕事をあらわす10室に木星の影響があれば,インストラクターなど教える方面に向いていると言える。
アーユルヴェーダ,インド占星術,ワースト(インド風水)など,インドの古代科学は,いずれも密接な関係がある。一度,自分のホロスコープをみてみるといいかもしれない。
弁護士 戸川 瑛
コメントをお書きください