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アーユルヴェーダとマルマ療法

 

改訂アーユルヴェーダとマルマ療法 (GAIA BOOKS) 単行本 – 2009/3/20

デイヴィッド・フローリー (著)

 

 

アーユルヴェーダとは,インドの伝統医学。

基本的な概念は,風・空(ヴァータ),火(ピッタ),水土(カパ)のバランスをとって,健康になろうというやつ。

 

豆や麦などカサカサしたものばかり食べていると,ヴァータが乱れ,行動が早くなり,皮膚が乾燥し,疲れる。そこで,温かいものやオイルを採ってバランスを保つ。重い食べ物をとりすぎると,カパが過剰になり,太り,行動が遅くなる。喧嘩したり,熱いもの辛い物を食べすぎると,ピッタ過剰となり,高血圧になったり炎症性の病気になったりするので,冷やす。そんな感じである。

 

 

そのなかで,マルマというものがある。鍼灸のツボみたいなもの,エネルギーのポイントだ。マッサージしたり,オイルを塗ったりする。

からだに107つまたは108つあるとされる。頭頂(百会),眉間(印堂),心臓中央(だん中),手の中央などなど。

 

いくつかのポイントは鍼灸の経穴と重なり,いくつかは重ならない。あるいは,マルマは点ではなくゾーンのこともあるし,押してはいけない(急所として用いる。武術用。)ところもある。

 

ヨガとのつながりで言うと。

聖者ヴァシシュタのヴァシシュタサンヒターには,「各マルマに瞑想してプラーナを制御せよ」と書かれているらしい。

 

あとは,ナーディの具体的な経路がこの本には書いてある(初めてみた)。知る限り,本山氏の密教ヨーガ以外のすべての書籍には,イダー,ピンガラ,スシュムナーにしか言及がない。「ナーディは72000本ある」と書いてある本はたくさんあるが,具体的にどういうふうに体をプラーナが巡っているか,経路が書かれている本はない。本山本は,ナディと経絡は同じものと結論づけており,そのせいか,経絡にひきつけすぎていて,ナディ特有の議論が薄い。

 

が,この本は,ナディの流れが書いてある。

 

ムーラダーラ(厳密に言うとこれはチャクラ名。マルマとしてはグダという)から肛門へ。

ムーラダーラ・スワディシュターナ(バスティ)から性器または膣へ。

ムーラダーラ・マニプーラ(ナービ)から,へそ,両手両足の親指へ。

ムーラダーラ・アナハタ(フリダヤ)から全身の皮膚へ。

ムーラダーラ・ヴィシュダから舌へ。

ムーラダーラから眉間へ。そして,眉間から,両目,両耳,鼻孔へ。

 

両手両足のプラーナは,マニプーラ,臍から流れているんですね。

臍から栄養をとっていた,胎児時代の名残なんだろう。

 

臍から足にプラーナが流れていることを瞑想すると,冷え性が一気に治った気がする。すごいもんだ。

 

鍼灸の経絡は,ちょっと複雑で,手がつけがたい。

マルマは,ヨガつながりですんなり覚えられた。

 

蓮華座をとると,鼠径部にあるヴィタパマルマを刺激している,など,いままで考えたことのなかった新しい視点が得られる。

 

ヨガをやっているなら,ナディの流れをみておくだけでも参考になるだろう。やや高めの本だが,買ってよかったと思う。

 

 

弁護士 戸川 瑛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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