· 

著作権って怖い

 

著作権は,モノを書いたり写真を撮ったりすれば発生するが,極めて厄介な権利である。

 

 

まず,モノを書いたとしても,歴史的事実とか,短いキャッチコピー,防犯カメラの機械的な映像などは,著作権が発生しない。

 

また,複数人が創作に関与した場合は,その全員が著作者になったり,特定の部分について特定の人間が著作者になったりする。また,それは外部からはわからない。

 

さらに輪をかけて厄介なのが,「引用」である。

 

「引用」に該当すれば,公表済みの著作物は複製してもよい。

しかし,この引用,どうすれば「引用」にあたるのか,実は要件がかっちり裁判で決まっていないのである。

 

①引用部分とそれ以外の部分が区別できること

②質や量的に後者が主で,前者が従という関係にあること

 

 

の要件は必要だが,それに加えて,③出典の明示,④必要最小限の範囲,とか,⑤引用する必然性がなければいけない,という学者もいる。条文は,

 

公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内(著作権法32条1項)

 

というだけで,何も基準を提供してくれていない。

 

 

HP,本や雑誌,広告,動画に,著作権侵害が含まれているとなれば,それらを撤去しなければならないから,企業にとっては大損害である。これらに写真や動画,音楽,映り込んだモノが含まれている場合,著作物にあたるか,だれが著作権者か,ひとつひとつ注意しなければならない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いわき:みぎは法律事務所 弁護士 戸川 瑛

 

 

 

 

 

 

電話

0246-68-7204

 

平日10時~17時受付

 

※「相談予約」のタブからメールによる相談予約も承っています。