借金1億円も怖くない?

「友達の借金の連帯保証をしたら,友達が逃げてしまって,私に5000万円の借金の請求がきました。私はこんな苦労をして,ようやく借金を返済し・・・・」

 

みたいな話をテレビでやっていました。

一般の方は,これをみて

「ああ,借金って大変だな。保証人にならないように気を付けよう」

という感想を抱くのでしょうが。
これを見た弁護士は,全員,

「5000万払うのではなくて,弁護士に30万払って破産すればいいのにな・・・・・知らないって怖いわ」

という感想を抱くと思います。

( ´_ゝ`)



一般人の方は


「借金→返さなくちゃならない」(A;´・ω・)


「破産=社会的死亡」(つд⊂)


みたいなイメージがあると思います。
しかし,借金を返さないとどうなるか,破産するとどうなるか,具体的に分かって恐怖している方はほとんどいらっしゃいません。


破産申立といっても,具体的には住民票やら通帳のコピーやらを集めて弁護士のところに持っていくのが主な作業ですし,個人の方の問題ない破産であれば,裁判所で10分くらい裁判官と面接して終わりです。
9割以上の確率で,免責といって,借金がチャラになります。
負債が300万円だろうが3000万円だろうが,です。
多くの方が,「こんな簡単でいいのだろうか?」と思うくらいです。



念のため申し上げれば,借金のほとんどが浪費(ギャンブルや異性関係など)によって形成された場合や,借入するときにウソをついて借りた場合などは免責になりません。そういう場合は,そもそも弁護士が破産申立を受任しませんし,申し立てたとしても,予納金といって裁判所に納める代金が多くなり,「管財人」という弁護士がついて破産経緯の調査が始まってしまいます。あと,養育費や税金は免除になりません。
また,破産する場合,手元には99万円分の財産しか残せないので,親から相続した不動産があるとか,積立式の保険がかなり貯まっているといった場合は破産が不適当なこともあります。
しかし,逆に言うと,預金や手持ちの有価証券がなく,

・真面目に事業をしていて失敗した借金
・親から相続してしまった借金
・保証債務
・失業などで住宅ローンが返せなくなった

といった浪費や詐欺が絡まないケースは,免責されることが大半ですし,積極的に破産を検討すべきです。


破産すると,官報という国の広報誌にのりますが,そんなもの誰もみませんし。
原則として勤務先に破産の通知がいくこともありません。
戸籍にも載りません。


上記テレビのケースですと,借金が5000万円で,友人が返していないわけですから,遅延利率という高い利息がとられるはずです。それが10%だとすると,1年間で利息だけで500万円,毎月40万円返済しても元金は全く減らない計算です。
w(゚o゚)w
毎月40万円+αをコンスタントに返済できる人は多くはないでしょう。
仮に頑張って返済しても,途中で力尽きることになります。
 そうすると,5000万円レベルの財産(ローンの付いていない持ち家とか)があるとか,他に借金があってそこに連帯保証人がいる(奨学金とか)といった場合を除き,「初回の返済前に」破産するのが最も合理的な選択肢です。


ある種の病気には特効薬が開発されているように。
浪費以外の借金については破産が特効薬になりえます。


そこら辺もテレビ放映したら面白いのになー,と思います。
あ,スポンサーに銀行系信販系があるからムリなのか・・・・・・

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